Lankaは、障がいを持った方たちの就労支援を目指して活動しています。

障がいのある人も働きたい、働くことがわからない人でも、何かやりたい、と思っている人がたくさんいます。鹿屋市で2011年に設立した福祉事業所「Lanka」が、全員が輝く仕事をつくることを目指して2017年にチョコレート作りを始めました。

それが、“ビーン・トゥ・バー”のチョコレートブランド「kiitos」(キートス）です。

kiitosは、北欧のテキスタイルのようなパッケージがとても印象的。そして、“メイド・イン・鹿児島”のチョコレートなので、鹿児島の象徴「桜島」がモチーフの形になっているんです。開封すると、スイートかつビターな香りを放つ15ピースのチョコレートが。そのチョコレートへのこだわりや想いとは。

＜kiitosのこだわりと想い＞
カカオ豆の選別から焙煎・粉砕・成形など、製品化までを一貫で生産管理する”Bean to Bar”のチョコレート工房。原材料は中南米やアフリカ・アジア各国の生産者の顔が見える農園から厳選したカカオ豆と、鹿児島県産のサトウキビからつくるきび砂糖のみです。

カカオ豆の選別はスタッフが一粒ずつ手作業で仕分けるほか、焙煎、成形、商品の梱包、梱包のイラスト製作、店舗での接客対応まで、それぞれが得意な分野を活かしてkiitosに関わっています。

現在は鹿屋市内に店舗兼工房を構え、地域の人と触れ合える場としての機能をもちながら、産地による異なるカカオ豆の香りや味わいを楽しめるチョコレートを追求し、カカオ豆殻の資源の循環など新たな可能性に取り組んでいます。

kiitosとは、フィンランド語で「ありがとう」という意味の言葉です。
カカオ豆などの原材料を生産して良い材料を提供してくれる生産者の皆さん、それらの材料を大事に使ってチョコレートを作る工場の仲間たち、そして、販売していただいているショップさん、チョコレートを食べてくれた全ての皆さんへの感謝の気持ちを、わたしたちのチョコレートの名前にしました。一枚一枚大切につくったチョコレートから、たくさんの「笑顔」が生まれることを願っています。